ご挨拶

  • 世界作業療法士連盟会長挨拶
  • 日本作業療法士協会会長挨拶
  • 世界作業療法士連盟事務局長・日本作業療法士協会副会長挨拶

世界作業療法士連盟会長挨拶

E. シャロン・ブリントネル
E. シャロン・ブリントネル
世界作業療法士連盟会長

2014年大会のプランニングを始める時期となりました。チリ大会の記憶がまだ新鮮な中、全ての作業療法士のみなさんに第16回世界作業療法士連盟大会(16th International Congress of the World Federation of Occupational Therapists: WFOT 2014)へのご参加をご案内いたします。本大会は第48回日本作業療法学会と共催で2014年6月18日から21日まで、横浜にて開催されます。

大会のテーマとして「伝統を分かち、未来を創る」を掲げ、参加者が有意義で活発に議論し、グローバルな視点を共有すること、さらには、私たちが属する作業療法の世界の素晴らしい未来について意見を交換することを企図しています。作業療法の世界は、価値は共有すると同時に、実践面においては多くの手法が存在します。つまり、この職業が多様性に富んでいることを示しているのです。

2014年大会は、成功を収めてきたこれまでのWFOT大会の実績を元に、バイリンガルで開催されます。バイリンガルで行うことで専門知識を国際的に広げていくというWFOTの目標を実現することができ、参加する作業療法士のみなさんに貴重な機会を提供することができるようになります。日本人と日本人以外の参加者が交流することにより、作業療法分野の教育と実践、研究の進歩について、相互の知識を交換し、発展させることが可能になるよう計画しています。WFOT大会は、異なる視点や文化に肌で接して、刺激を受ける絶好の機会となるでしょう。通常、数多くの有益な知識群は1つの言語でのみ出版され、他の言語に翻訳されることはありませんが、本大会参加者は、プレゼンテーション、ポスター、ディスカッション・フォーラムを通して、先端専門知識に触れることができます。日本作業療法学会と共同開催となる次回WFOT大会に、ぜひ参加いただけますよう、みなさんにお願いいたします。

大会はWFOTの活動のハイライト的な位置づけを持っており、4年に1度開催されます。WFOTの組織運営は執行委員会や評議会によって行われており、これらの会合や、大会と大会の間に実施される中間会合においては、他職種の機関や政府機関、あるいは国際連合、世界銀行、世界保健機構(WHO)等の国際機関で作業療法界の代表が行った活動内容が報告されます。

当連盟はダイナミックで、各国の作業療法界のニーズに応えています。また、グローバルな健康問題に率先して取り組み、リーダーシップを発揮するために、成長を続けています。大会を隔年開催するには資金的な制約があり、WFOTの評議委員会は当連盟の次の2年間の方針、方向性、また組織課題を設定する上で非常に重要な役割を担っています。これらの会合を重ねることにより、戦略的プランニング、ガバナンス、持続的かつグローバルな能力開発などのWFOTの活動が効率的、かつ効果的に実施され続けています。

大会に向けた進捗状況についてはウェブサイトをご覧ください。2014年6月にみなさんと横浜でお会いできることを楽しみにしております。

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日本作業療法士協会会長挨拶

中村 春基
中村 春基
社団法人
日本作業療法士協会会長

日本作業療法士協会会長の中村春基と申します。第16回世界作業療法士連盟大会・第48回日本作業療法学会大会の大会長を仰せつかりました。大会が成功するよう一生懸命頑張りますので、宜しくお願いいたします。

さて、2014年6月18日〜21日に渡り、第16回世界作業療法士連盟大会・第48回日本作業療法学会を日本で開催できますことを、JAOT会員一同、大変光栄に感じています。アジアで始めての開催となりますので、アジアの国々と連絡を取りながら、アジアの素晴しい文化を感じていただけるような学会にしたいと思っています。

学会のテーマは Sharing Traditions, Creating Futures としました。各国からご参加いただいた皆様と情報を共有し、将来の向けての議論が進むことを祈念しています。

準備もすでにスタートしました。2011年2月11日に、マリリン・パティソン氏とジェニファー・パスコー氏の参加のもと、日本側の主だったスタッフと1回目のチームジャパンの会議を開催いたしました。テーマ、クリティカルパスなど骨格のスケジュールを確認しました。できるだけ参加しやすい会費にいたしますので多くのご参加をお持ちしています。

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世界作業療法士連盟事務局長・日本作業療法士協会副会長挨拶

山根  寛
山根  寛
日本作業療法士協会副会長
マリリン・パティソン
マリリン・パティソン
世界作業療法士連盟事務局長

2014年6月18日から21日にかけて横浜で開催される作業療法界における同年の最大イベント、「第16回世界作業療法士連盟大会・第48回日本作業療法学会」へのご参加を、共催者としてここに歓迎いたします。

本大会のテーマである「Sharing Traditions, Creating Futures(伝統を分かち、未来を創る)」のとおり、大会は各国の作業療法士たちが自らの実践の守備領域を超えてつながり、世界的に見たこれからのヘルスケアのあり方を検討すること、そして、その展望の中で作業療法士が正しい位置付けを得るためにはどうあればよいのかを確認する場となります。

作業療法はダイナミックで活力に溢れた仕事であり、その専門性の研鑽と向上により、作業療法に関する医療・研究・実践・有用性における政策上の意思決定に、私たち作業療法士が影響力を発揮できるのです。

WFOT 2014では、フォーラム、研究発表、展示、そして各国で行われている作業療法を広く理解し、深めることができるワークショップなど、大変充実した内容のプログラムが用意されています。

そうした豊富な専門的プログラムに加え、本大会は世界中の作業療法士が交流を深める場として、開催期間を通してさまざまな交流行事やネットワーク作りを支援する機会設けていますので、どうぞご参加ください。

またご滞在中、世界各国の参加者の皆様が日本の美を堪能していただけるよう、日本全国の作業療法士一同ご来日を心よりお待ちしています。

WFOT 2014の実現に向けて多大なご尽力を頂いた多くの方々、とりわけボランティアとして貢献していただいた多くの方々には、この場を借りて厚くお礼申し上げます。

最後になりましたが、重要な意義を持つ本大会への皆様のご理解とご支援に心から感謝いたします。皆様が世界大会を終えて横浜を去るときには、新しいアイデア、新たな視点、そして新たな友情の輪という、実りある収穫を手にしていることを確信しております。

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